目が覚めるような赤。鮮烈な赤。
太陽のように燃える赤。情熱の赤。
彼を語る時には切り離せない、彼のカラー。
今日はユーキくんの27歳の誕生日。
「超特急ユーキ」を生きてくれていることに感謝しつつ、その色を借りて彼のことを語りたい。
超特急として生きると決めたその時からずっと背負っている色。深く根付いたその色と共に、彼のダンスが、彼の言葉が、あの眩しい笑顔が今も目に焼き付いている。
深紅。古来、その価値から禁色とも言われるほど混ざり気のない純粋な赤。ユーキくんを見ていると、紅花に染められた真っ赤な色の深みを感じる。
タカシくんの真っ直ぐさとはまた違う、揺るぎない魂が彼の赤さを際立たせているような気がする。
彼の凄さは、何よりもその揺るがなさにある。
「意味のないことはしたくない」
いつかの言葉がずっと頭から離れない。超特急としてやっていく覚悟がはじめからあった彼だからこそ、ずっと先頭に立って同じ夢を目指すことが出来ているのだと思う。
「夢を叶えないと終われないグループ」
そんな彼の、彼等の夢を叶えてあげたい。いつか夢の舞台に立つ彼等をこの目に映したい。そう思わせてくれる、何よりも信頼できる存在。それが彼の揺るがさなから生まれる感情であると、そう確信している。
歳を重ねる毎に深く、どこまでも真っ赤に染まるその瞳に映る景色はいつも新しく、見据えた目標に向かってありとあらゆることに挑戦する彼のことをこれからも見守っていきたい。
真朱。混じり物のない自然なままの朱。人工的な朱色よりも鈍い色、その純度の高さこそ彼に似合う。
「ダンスを見せる立ち位置」
踊ること、見せることに関して人一倍の意識を持っている彼が拘らないわけがなくて。天井を高く、限界なんて無いかのように上を目指す彼のダンスは、感情が弾けるように色が散る瞬間がある。それは鮮やかな赤というより、鈍く重い朱で。それこそが自然なままの彼の魅力なのだと思う。
「出し切った」と彼が言うライブでは決まって倒れそうになるくらい身体が躍動していたり。自他共に認める憑依型である彼が魅せる世界観に浸っていたら息をすることを忘れていたり。どんなジャンルでも空気を掴むダンスが人の目を惹きつける。そんな彼が大好きなダンスをずっとステージで踊れることを願うばかり。
赤には人類共通の普遍性があり、多くの言語で「血」か「火」の色のどちらかの言葉から派生しているのだとか。
時に炎を纏い、その手に火を灯し、彼そのものが火であるかのようにステージ上で命を燃やすユーキくんが赤を背負っていること。どこまでも格好よくてずるいなあ。
そんな彼も、愛を表す赤色のように柔らかな面がある。心配になるくらいのドジっぷりや愛嬌たっぷりの笑顔はまるで別人のよう。どんな面も魅力的で、それがまた恐ろしい彼の魅力である。
どこまでも、超特急ユーキはそういう人であってほしい。自分らしく、ありのままで超特急ユーキを生きるひと。
たくさんのカラーが混ざり合う超特急という場で最大限に輝けますように。たくさんの愛に包まれて、好きなことを好きなようにできる人生でありますように。
誕生日の彼に贈りたい歌を最後に。
誕生日のことは覚えていますか?
ろうそくのにおい 胸にためて
あなたのことをお祝いしましょう
あなたである今日と明日のために
生きてきたようで生かされてる
そんな私であって あなたである
おめでとう
今日まで辿りついたんだよ
つらいことの方がよくあるけれど
ありがとう
理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ
もらったものを覚えていますか?
形ないものもありました
特別ではないものが特別になって
あなたを幸せにしたこともあったでしょう
何もできないなんてことは
私にもないし あなたにもない
おめでとう
奇跡があなたなんだよ
暗闇に灯ってる火のように
ありがとう
手のひら合わせられるのは
あなたがこうしてここにいるからなんだよ
おめでとう
今日まで辿りついたんだよ
思い出がまたひとつ増えました
ありがとう
理由は何もないんだよ
あなたという人がいることでいいんだよ
誕生日/熊木杏里
お写真はすべてむらちゃんのTwitterより拝借しました。